単利とは預け入れの全期間を通じて、当初預けた元本にのみ利息をつける方法です。利息を貸借期間のはじめに支払う前払い単利とのちに支払う後払い単利とがあり、利息=元金×利率×期間で算出されます。
複利とは、複利法によって計算された利子のことです。複利法とは、元金(がんきん)によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつきます。
したがって、各期の利子が次第に増加していきます。投資や借金などでは、雪だるま式に利子が増えていくことになるのです。
金融商品を購入した方も、金融関係から借金した人も意外に「単利」「複利」を理解していない方が多く、金融商品は当然「複利」の方が金額が増えていきますので、購入する際は「複利」の商品を買う方がメリットがあります。
しかし、当然、複利は資産が増える額が大きいので、単利に比べて金融商品にはリスクが大きいことが言えます。
この「複利」は投資だけじゃなく、当然借金にもあてはまります。消費者金融、クレジットカード、リボ払いはこの複利計算ですので、返済、元本が中々減らない為、利息だけ返済して、また借金を積み重ねて、雪だるま式に増えていってしまう可能性があります。